ファウンダー(創業メンバー)よりメッセージ

# KO-TO-KI-MI Town 代表 : 太田 圭祐
プロサッカー選手として、日本、シンガポール、ドイツでプレーし帰国。チームビルディングに関わるキャリアコンサルタント /CDAとして活動中
あなたの「今」はあなたが積極的に「選択」したものですか?
私は10年以上「結果」が全ての厳しい競争世界に身を置いてきました。一流選手になるためにとにかく競争を勝ち抜き、ドイツでも多くの同カテゴリーのオファーも断りながら上に這い上がることだけを考えていました。皆さんの立場で考えると、少しでも上を目指したり、事業規模を拡大するような事に近いと感じます。
3年前、私は大きな怪我をして日本に戻り治療、リハビリを開始しました。長く続くきついリハビリは、出口のないトンネルにいる気分でした。メンタルもやられていたようで不明の体調不良にも見舞われていました。はっきり言えばハッピーとは程遠い状態ですね。サッカーが(仕事が)嫌になりました。
ドイツ時代を思い出していた時、豊かなはずの日本は幸せ度が非常に低いのはなぜか、今いる上位の欧州と何が違うんだろうか?と考えていたと同時に、ふとドイツ時代のチームメイトとの何気ない会話も思い出しました。
彼は若くして(彼は当時22歳)ブンデスリーグでプレーした経験を持ち、才能豊かな選手で楽しんでプレーしていました。そんな彼が
「圭祐はなぜドイツに来たんだ?日本にいる方が幸せじゃないのか?」と。
私は「ドイツの下部リーグからブンデスリーグに這い上がって、日本人選手の道標になりたいんだ。君は来年また上のカテゴリーでプレーするんだろ?」と聞き返したところ、
「俺は十分幸せなんだよ。大学に通いながら、こうして大好きなサッカーでもお金が貰える。そして、何より家族や恋人や友達が近くにいるんだから。これ以上何がいるんだ?」と。
「え?上を目指さないの?」
「なぜ幸せなの?」
と思いはしましたが、その時は
「そうなんだ」
と流しました。
しかし、今考えるとこれからの時代をスマートに生きて行く上で大事な意味を含んでいたのだと思います。彼と私の違いはサッカー観の違いでなく人生観の違いで、彼はサッカーは豊かな人生をおくるための単なる一部だと考えていたことです。まさに「パラレルワールド」の住人だったわけです。
ビジネス(私の場合はサッカー)がうまくいかない時、未来に対する不安や、何とも言えない閉塞感を感じる時は誰でもあると思うんですが、自分の選択肢は間違っているとは思いたくないですよね。だからこそ、他の選択肢が見えない。つまり、積極的な選択ではなく、一種盲目的で脅迫的な選択をしていたように思うんです。それが自分を苦しめました。
今思えば、私が長いトンネルを抜けられたのは、まず自分が何を選択すれば、幸せでいられるのかを理解しようとしたこと。そして、最も大事なことは「自ら」の意思で様々な選択肢の中から選択できる状態を作ると決めたこと。それが、真の豊かさであり、ハッピーに繋がるのではないか、と思えたことです。何か糸口が見えた気がしました。そして、人の成功に関わるビジネスをしたいと国家資格でもあるキャリアコンサルタントの資格を取るきっかけにもなりました。
そもそも今の状態が客観的な判断ではない「これしかない」から、これだけある思考の選択肢や別様の可能性の中であえて「自ら選択している状態」が必要なのだと思います。
その別の「見方/見え方」によって、人生にある意味余裕が生まれポジティブな状態になり、その結果としてビジネスも順調に行く確率が上がること。またその思考が、多様性、サスティナビリティー、ブランディングの中に共通のヒントがあることもあとから知ることになります。
私達ファウンダーズ(立ち上げメンバー)の使命は、ネイバーさん(会員さん)の生活をより豊かにし、心から「So Happy!」と言えるようになるための「伴走する道案内役」となることです。共に「町」で暮らし(時間を共有しながら)私達と共に人生をより豊かにする物語を紡ぐ旅へと出発しましょう。(サッカーはあきらめていませんよ)

ファウンダー & モデレーター: 鈴木 健史
30店舗超の地域ドミナントを展開した飲食企業にて、創業~C.O.Oまで経験。退任後、「遊び」をテーマに場作りやチームビルディングに関わるキャリアコンサルタントとして活動中。
小さきものほど躍動する時代が来た?
私は飲食店の創業から30店舗・従業員300人までの事業拡大を経験して、中小企業が成長の過程で突き当たる悩みは「起こるべくして起こる」と思うようになりました。
最初は自分が料理を作りお皿を洗うだけでもうまくいっていたのが、店舗やスタッフが増えてくると、そうはいきません。育成、規則、会社のビジョンやミッション、メニューのモジュール化、コンプライアンス・・・、フェーズが変わると新しい問題が立ち現れ、昨日うまくいった方法だけでは明日から回らないのです。
このような問題に突き当たったとき、多くの経営者は「問題の解決方法」に焦点をあてます。しかし本来であれば、「問題の設定」こそが重要なのです。
「アプリ」と「OS」に例えましょう。
多くの方は使いやすい/便利な「アプリ」にばかり目がいきます。この「アプリ」があれば、きっとうまくいく!と胸を踊らせるわけです。いざ、「アプリ」をインストールしてみると、なぜか思うとおりに運用できない・・・。理由は単純なのですが、気づかないのです。「OS」のアップデートを忘れているのですね。あるいは自分の「OS」に合わない「アプリ」をインストールしてしまっているのか。とにかく、一度自身の「OS」を確認してみることです。
小・中規模事業者の方であれば、大きく分ければ「ニッチャーの世界」と「スケールの世界」という「OS」の違いを理解することをおすすめします。
どちらが優れているか?という話ではなくて、「違う」ということです。自分の「OS」を明確にして、最新にアップデートをしたうえで、「OS」に合う「アプリ」をインストールすれば多くの壁は消えていきます。
# KO-TO-KI-MI Townではこれからの時代、小・中規模事業者においてはまずは「ニッチャーとしてナンバーワンを目指すこと」に活路があると考えています。
キーワードは
「他社(他人)よりも自社(自分)に目を向ける」
「売れそうなものより自分が売るべき(売りたい)ものを売る」
「誰彼かまわず売るより知ってる人に売る」
といったことですが、ピンとくるでしょうか?
# KO-TO-KI-MI Town概要 バリューを参照してください。
「いつもの場所で、いつもの人が売っているものを、いつもの人が買う」ことがサスティナブルの商売のあり方であると言い換えれば、「商店街」のことかもしれませんね。対極は全国展開の大手スーパーのように「スケールを追う」考え方ですね。
「その町に住んでいる人が、その町で商売をしている人から買う」という当たり前を、# KO-TO-KI-MI Townでは現代的にデザインし直し、町の皆さんとともに分かち合います。そしてそのやり方を皆さん自身が体得し、みなさんがそれぞれの町をつくるとしたら、どうなるでしょう?
また、町の隣人はみんなが事業者であり顧客であり、良き相談相手でもあります。法律や会計の専門家を探すのに苦労したり、出てきた見積もり価格が適正なのかわからない・・・。小規模事業者からこんな悩みもよく耳にしますが、見知らぬ人の口コミよりも「いつも知ってるあの人の話」の方が、信用できませんか? しかも、# KO-TO-KI-MI Town にはさまざまなジャンルの専門家たちが”隣人”として居住しています。
恐竜が滅び小さな哺乳類が生き残ったように、小さきものが豊かに生きやすい時代がくるでしょう。いや、もう来ていると思います。「競争」よりも「共創」を愛する者たちが住むこの町には、あなたがハッピーになる道標がたくさんありますよ。

ファウンダー & モデレーター: 太田 淳志
マネジメントディレクション(方向付け)歴30 年のベテランコンサルタント
ブランディングはどっぷり浸ること?
「サッカーはサッカーをしないと上手くならない」
私の敬愛する、サッカーの監督の「ジョゼ・モウリーニョ」の言葉です。どれだけネットで叩かれようとも私はファンです。
皆さんは、それなりに色々な本を読んだり、セミナーに出かけたり、色々な方とお話をしたりする中で様々なことを学んでこられたと思うんですね。しかし、理解していることと実際にやることの差も感じてこられたのではありませんか?そして、また新しい本を探したり、セミナーに出かけたりの繰り返し?
かく言う私もコンサルタント駆け出しの頃(いや、随分そうでした)、皆さんよりひどかったと思います。著名な先生の講義やセミナーの参加は数知れず、1万冊の蔵書がその証でしょう。セミナーを多く開催してる自分が言うのも何なんですが、私自身セミナーから、本から何を得たのだろうとあらためて考えると、結果知識そのものではなかった気がします。
1日かけて参加したセミナー、海外まで出かけて参加したセミナー、数百ページの書籍を読むことを繰り返すうち身についたのは「要するに力(りょく)」を鍛えただけだということです。「要するに、こう言うこと!」ことを並べたところで「で?」となる。実際のビジネスは「独自固有のケース」ですから置き換え能力がないと知識は知恵にならないですね。
ECも含め、物を売るには、物を実際売らないとスキルは身につかないですね。顧客創りは顧客を創る中で学びます。何も、経験が全てだと言っているわけではなくて、その状況、その環境に身をおかないと、要は、身をおいた方が早く学べるのだと考えてくれて構いません。
ポイントは、回数と時間と距離です。特に前の二つ。顧客を増やすことでも、マーケティングでもマネジメントでも何でも、1日の限られた時間の中、何回考え、実行したか、どれくらい時間を使ったかにかかっていると思います。ほとんどの時間が悩んでいるだけだったりしませんか?
だからこそ、少々大袈裟ですが「町」のようなコミュニティー・サロンが必要だと考えたわけです。サロンでは、メンバーのブランディングの関するケース、情報が上がってきます(はずです)。
自分ならどう考えるのか?コメント書いてみてください。また、ブランディングや独自化の記事も紹介します。そして、1ヶ月に2度ほど、RINJIN-KAIのセッションがあります。他にも個別の関心ごとの知識を共有したり、深めたりするBU-KAIも用意されています。さらに学びたい方はDO-JOも用意!(ほとんどの方が登録されているのですが)
つまり、生活の中にブランディング自体をいかに取り込むかにかかっているということです。「町」を作ろうとファウンダー達と思い立ったのは、小規模事業者の方の日々の生活の習慣そのものに焦点を当てて、同じ関心ごとを持った仲間達と「町」を「社会」を創る(ブランディングする)と言う過程の中でも様々な、スキルや知恵を身につけてもらおうということです。
今後、「差別化」によるマーケティングの競争ではなく、「独自化」によるブランディングがさらに大切になってくる局面で、自らをブランディングすることが必ず必須になります。
ぜひ、# KO-TO-KI-MI Town のブランディングのお湯に浸かって、「独自性」を発揮され、持続可能な豊かさの扉を共に開けてもっとハッピーになってほしいと思います。いい湯ですよ(笑)